
「2歳児との室内遊び、何をすればいい?」
「雨の日や寒い日、2歳の子どもと遊ぶときアイデアが浮かばない…」
そのような悩みを抱える保護者の方も多いのではないでしょうか?
2歳児は、言語力や運動能力だけでなく社会性も身についてくる時期です。そのため、子どもの発達や興味に合わせて様々な遊びを取り入れるのが理想的です。
そこで、外遊びができない日でも、おもちゃを使わずに簡単にできる遊び、運動遊び、ゲーム遊び、製作遊びなど、2歳児の室内遊び20種類を厳選して紹介します。わかりやすくまとめておりますので、2歳児と室内遊びをする際にお役立てください。
目次
2歳児の子どもはどんな時期?どう発達する?
2歳児は言葉や運動能力が急速に発達し、自立心が芽生える時期です。「ママ、見て!」と話しかけてきたり、急に「イヤ!」と自己主張が激しくなったりと、まさに「成長の階段」を登っている途中の2歳児は、主に以下の3つの部分が発達します。
- 言語力(語彙が急増し、会話が成り立ち始める)
- 運動能力(全身を使った動きが増える)
- 社会性(イヤイヤ期が始まり、自己主張が強くなる)
だからこそ、室内遊びを通じて上記の力を伸ばしてあげられるとより理想的です。2歳児の発達については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
関連記事:2歳児はこころと身体の発達で「自分で出来る」が広がる!増える!
では、2歳児にはどんな室内遊びを選べばいいのでしょうか。次の章で詳しく紹介していきます。
2歳児の室内遊びのアイデアを20個紹介
ここからは以下の5つのジャンルに分けて、2歳児の室内遊びにおすすめのアイデアを紹介していきます。
- 「準備なしでできる遊び」
- 「運動遊び」
- 「ゲーム遊び」
- 「知育・感覚遊び」
- 「製作遊び」
ぜひ参考にしてみてください。
【準備なしでOK!】2歳児の簡単な室内遊びアイデア4選
ここでは、玩具がなくてもできる、簡単な室内遊びを紹介します。それぞれ実際の遊び方を見ていきましょう。
トンネルくぐり
トンネルに見立てた大人の足の間をくぐるだけの簡単な遊びです。準備なしでできるので、簡単に取り入れられるでしょう。トンネルの先におもちゃを置いて「よーいドン!」の合図で向かわせるのもおすすめです。
ジャンケン遊び
「グー・チョキ・パー」の形を真似して手を動かすだけでも楽しい遊びになります。以下の動画のような、歌に合わせて手を動かす「ジャンケンのうた」を見ながら遊ぶのもおすすめです。
ものまね遊び
動物の鳴き声や歩き方、キャラクターの動きなどを真似して遊ぶゲームです。「ライオンさんになってガオー!」など、音と動きをセットにすると楽しさがアップします。
しっぽ取りゲーム
タオルやリボンをズボンのウエスト部分に挟んでしっぽに見立て、追いかけっこをしながら、相手のしっぽを取るゲームです。しっぽの動きを目で追ったり、手で掴みにいったりすることで、ボディイメージを高められる効果が期待できます。
【運動遊び】体を動かす2歳児の室内遊びアイデア5選
ここからは、体を動かすのが大好きな2歳児が、限られた室内スペースでも楽しめる遊びを紹介します。
ボール遊び
ボールを転がす、投げる、キャッチするなどのシンプルな遊びでも、2歳児の子どもは楽しい時間を過ごせるでしょう。小さいボールや柔らかいボールを使えば、部屋の中でも安全に楽しめます。
風船遊び
風船を床に落とさないように、手や足を使ってポンポンと弾ませる遊びです。「何回続けられるかな?」 とチャレンジ要素を入れると盛り上がります。
リズム遊び
好きな音楽を流してリズムに乗る遊びも2歳児の室内遊びにおすすめです。
例えば、以下の動画の『うさぎ』という曲では「うさぎさんみたいに跳ねよう!」と提案してみてはいかがでしょうか。想像力を使いながら楽しく遊べるきっかけになるかもしれません。
玉入れゲーム
カゴや段ボールをゴールにして、ボールを投げ入れるゲームです。目標を狙うことで、手先のコントロールや集中力の向上も期待できます。
サーキット遊び
クッションやマットを並べて、「登る」「渡る」「ジャンプする」 などのコースを作り、順番にクリアしていく遊びです。柔らかいクッションやマットを使い、滑らないよう床に固定すると安全に遊ぶことができます。
【ゲーム遊び】2歳児が夢中になるルールのある室内遊びアイデア4選
続いては、2歳児の想像力やルールの理解を深める室内遊びを紹介します。
ジェスチャーゲーム
動物や乗り物、人の動きをジェスチャーで表現し、「何の動きかな?」と、当てる遊びです。どのように表現すればいいかわからないときは、以下のような動画も参考になります。
イス取りゲーム
音楽が流れている間にイスの周りを歩き、音が止まったら座る遊びです。最初はイスを1人1つ用意し、「座る練習」からスタートすると理解しやすいでしょう。
ごっこ遊び
お店屋さんごっこやお医者さんごっこでは、「いらっしゃいませ~!」「お熱を測りますね!」など、大人がセリフを言いながら遊ぶのもポイントです。
ボーリングゲーム
ペットボトルをピンに見立てて並べ、ボールを転がして倒す遊びです。ペットボトルに水を入れると倒れにくくなり、難易度調整ができます。
【知育・感覚遊び】2歳児の子どもの成長を促す室内遊びアイデア4選
続いて、手先を使った遊びや想像力を働かせる遊び方とコツを紹介します。
シール貼り
シールを台紙や紙に貼るだけのシンプルな遊びですが、指先を使うため、集中力アップにつながります。
折り紙
2歳児は「ちぎる」「丸める」などの遊びから始めると、折り紙を楽しめるでしょう。まだ上手く折り紙で遊べない場合には、楽しい時間を過ごせるよう保護者がサポートしてあげましょう。
粘土
粘土遊びも、室内でできる2歳児におすすめの遊びです。特定の形を作るというよりも、粘土の形を自由に変えていき感触を楽しむのがポイント。
粘土遊びは手先が器用になったり、集中力が高まったりする効果があります。なお、誤飲の危険があるため、小麦粘土などの安全な素材を選ぶのがおすすめです。
絵本
絵本の読み聞かせは2歳児の語彙力や想像力を育みます。ただ読み聞かすだけでなく、以下の動画のように、「これは何?」「どっちが○○かな?」と問いかけながら読むことで、2歳児の子どもも楽しい時間を過ごせるでしょう。
【製作遊び】2歳児が手先を使って楽しめる工作アイデア3選
最後に解説するのは、身近なものを使った工作遊びです。
紙コップタワー
紙コップを積み重ねてタワーを作るシンプルな遊びですが、「高く積めるかな?」 とチャレンジ要素を加えると、2歳児も遊びに集中しやすくなります。
紙皿おもちゃ作り
紙皿があれば、紙皿に絵を描いたりハサミで切ってプロペラを作ったりと工作を楽しめます。完成した作品を壁に貼って飾ると、「自分で作れた!」とさらに紙皿遊びに興味を抱くきっかけになるかもしれませんね。
ダンボール遊び
家にダンボールがあれば、ダンボールハウスを作ったり、ダンボールの車を作ったりと工作を楽しめます。ダンボールの角でケガをしないよう、テープで補強するのもおすすめです。
以下の動画では、ダンボール遊びのさまざまなアイデアが紹介されていますので、参考にしてみてください。
2歳児の室内遊びはアイデアを活かして楽しい時間を過ごそう!
2歳児の室内遊びは、アイデア次第で楽しい時間を過ごせるだけでなく、発達や成長にも繋がります。ぜひこの記事で紹介したアイデアを参考にしてみてください。
なお、2歳児が安全に遊ぶためには、床に滑りやすいものを置かない、家具の角を保護するなど、安全な環境を整えることも大切です。お子さんの興味に合わせて、無理なく楽しめるお気に入りの遊びを取り入れ、親子で充実した時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。