父母の会主催!毎年恒例の夏祭り開催|船堀中央保育園

22の保育園を運営する東京児童協会では、子どもたちに有益な体験や季節にちなんだイベントが多数開催されています。イベントなどは、園が主催となることがほとんどですが、今回は、園と保護者が協力して実施された「船堀中央保育園」の夏祭りの様子を紹介します。

園主催から保護者主催の夏祭りイベントへ

「船堀中央保育園」で毎年開催される夏祭り。かつては園が主催していたものの、十数年前から保護者が属する「父母会」主催イベントとして実施されています。そもそも一般的に、「父母の会」がある園はじつはそう多くはありません。

父母会・会長 二宮さん

ですが、地域交流が盛んで、保護者と園との隔たりがない同園だからこそ、現在も変わらず父母会が維持されています。

2022年度の夏祭りを取りまとめるのは、「父母の会」の代表を担う、会長の二宮さん。これまでたくさんの保護者たちと一緒に園をさまざまな形でサポートしてきた、3児の父でもある頼れる存在。園からの信頼も厚く、相談されることもあるほど。

以前、一部の保護者から「父母会費は、父母の親睦会や保育士さんたちに使ってもいいのではないか」というありがたい意見があったものの、当時の園長や二宮さんは、「父母会費はすべて子どもに還元したい!」という思いが強かったそう。「子どもたちのために」という愛情あふれる思いは、園も二宮さんも同じです。

こういった背景やコロナ禍で予定していた各種イベントの中止もあったため、昨年から「夏祭り」の飲食代を有償から無償へ変更し、無料で参加できる体制が整えられました。

2022年度の夏祭りは年齢別に時間を分けて開催!

2022年度の夏祭りは、コロナ禍ということもあり、密にならないように、年齢別に時間帯を分けて実施。また各コーナーにアルコール消毒を設置しているほか、園内の換気、金銭の受け渡し不要など、コロナ対策も万全です。


夏を感じるかわいらしい浴衣姿で続々登園する子どもたちに、保護者も保育士も笑顔がこぼれます。園長や保育士は、ハッピや浴衣を着て子どもたちを温かく出迎えます。

当日全員に配付されたオリジナルのうちわは、裏に子どもたちが描いた作品がペイントされています。これなら暑い夏も乗り切れそうですね!

子どもたちが作った作品の展示や装飾は保育士、物の調達や看板作りなどは保護者が担当し、準備段階から協力し合って、イベントを盛り上げます。


保育士に混じって保護者も子どもたちをサポートしたり、見守ったり、ときには園長や保育士、そして、子どもたちと和気あいあいと雑談をしたり。


いつもの園の雰囲気とはガラリと変わって、かき氷、駄菓子、コロッケ、ポップコーンに加え、輪投げやヨーヨー釣りなど遊べるブースの出店も!


かき氷屋さんは大盛況! 昔ながらのレトロなカキ氷機でゴリゴリと涼し気な音をたてて削られた山盛りのかき氷に、子どもたちは大喜びです。


かき氷屋さんを担当する男性陣は、慣れた様子で子どもたちに優しく声をかけます。それもそのはず、じつは彼らも立派な保育士さん。ハッピを着て、フルパワーで夏祭りを盛り上げます。

大好きなかき氷に、お腹も笑顔もいっぱい!


中庭のくつろぎスペースでおいしいかき氷を食べながら涼む親子も。コロナ禍でなかなかこうした機会がなかっただけに、子どもたちはもちろん、保護者もうれしそうです。

夏祭りの定番、ヨーヨーコーナーも登場。お気に入りのカラーをゲット!

そんな子どもたちを陰ながら支えるのが、モバイルミストを持った会長の二宮さん。さすがは“頼れる仕掛け人”ですね!


2階の駄菓子屋さんでは、大好きなお菓子が並び、子どもたちのテンションもアップ!

保育士の声援に、子どもたちもボール投げに気合が入ります。

最後は記念撮影。ご覧の通り、笑顔いっぱいの夏祭りになりました!

父母会の会長・二宮さん流の園との信頼関係

会長として、日々子どもたちをサポートする二宮さんは、3児のパパさん。長男のときから「船堀中央保育園」でお世話になっているとあって、保育士たちとも打ち解けていて、園長や保育士はもちろん、保護者からも信頼を寄せられている存在。

これまで、父母会の会長を4年間(2回)、役員としてはじつに11年も園と深く関わってきました。

仕事でもマネジメント業務というのもあって、自然と若い保育士 の教育を担ったり、アドバイザー的なことをしたりすることもあるそう。しっかり周囲を見て、的確な指示を出すその姿勢は、園長や保育士にとって、とても心強い存在です。

園と保護者の関係は良好ですが、人が集まれば、意見が割れることもあります。そんなときでも、園と保護者の双方の立場を熟知している二宮さんならではの意見は、とても参考になります。

「子育ては参加型でやりたい!」と話してくれた二宮さん。会長や役員を担うと、必然的にイベントでの挨拶や保護者対応などで矢面に立つこともあります。そんな姿を見た二宮さんの子どもたちは、ちゃんと見てくれているという安心感にもつながります。

二宮さんは、周りから「会長」になることを後押しされるほど、その信頼は絶大。保護者と園とのステキな関係性は、二宮さんが築いてきた土台を踏襲しながら、きっとこれからも継続されていくはずです。

ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス

ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス
現在、都内22の認可保育園と認定こども園を運営する「社会福祉法人東京児童協会」と、企業主導型保育園や学童保育の運営、海外への保育事業を展開する「株式会社ONE ROOF」が主体となり、新しい子育て社会を実現していくネットワークです。